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2001
05.11

ペット感染症 猫ひっかき病vs犬からパスツレラ症

Category: 感染症   Tags:健康生活
空前のペットブーム、新顔のペットたちもどんどん日本に入ってきてい接し方も多様化している。こうした流れの中で、動物が持っている病原微生物が人に感染する「ペット感染症」の増加が指摘されています。きょうは「ペット感染症」の対策と予防法を紹介します。


ペット感染症とは?


可愛いしぐさ、表情、人なつっこさからペットが人気です。ペットは人の心を癒す「コンパニオンアニマル」として注目されています。寝たきりの老人が、猫を可愛がるようになって、元気になったという例もあります。そして、新顔のペットたちもどんどん日本に入ってきています。

こうした流れの中で、動物が持っている病原微生物が人に感染する「ペット感染症」の増加が指摘されています。「ペット感染症」は広義には「人畜共通伝染病」として知られています。WHOが指定している「人畜共通感染症」は112あり、そのうちのおよそ50が日本にあります。その中でペットなどの小動物からうつる感染症は30ほどです。


猫から感染する「ペット感染症」


「猫ひっかき病」は1950年に初めてフランスで報告された「ペット感染症」です。猫から感染するということはわかっていましたが、原因となる菌は長い間不明でした。1992年「猫ひっかき病」の原因菌がバルトネラ菌であることが特定されました。バルトネラ菌は猫の血液に感染していますが、猫には症状が現れません。また猫ノミがこの菌を媒介することがわかっています。


「猫ひっかき病」の症状と予防


猫に引っ掻かれたり噛まれたりしてして数日から2週間程度で傷口の発赤、化膿が起こります。その後数日から数週間でリンパ節の腫れが起こります。

手を引っ掻かれた時は脇の下のリンパ節、足を引っ掻かれたときは腿の付け根のリンパ節が腫れます。症状としては、リンパ節の痛み、発熱、全身倦怠感、頭痛、ひどい場合は網膜炎や視神経炎などによる視力障害、脳症(意識障害)などが起こったりします。そうなってくると入院治療も必要です。

猫に引っ掻かれたり噛まれたりした傷で治りの遅いものは「猫ひっかき病」の可能性があるので注意が必要です。効果的な予防法は、猫による外傷を避けること。また外傷を受けたときには傷口を消毒し、外傷がひどい場合には抗菌薬などの予防的投与を行う、などです。また猫ノミの駆除を行うなどペットの衛生状態を常に清潔に保つ注意が必要です。


犬からの感染が多い「パスツレラ症」


パスツレラ症はWHOや厚生省から重要な人畜共通感染症として警告されているものです。ペットのなかでも猫や犬での菌保有率が高く人への感染件数も増加傾向にあります(日大医学部臨床病理学教室調べ)。パスツレラ菌は犬猫の上気道や消化管に常在する菌で、口腔内保有率は猫で100%近く、犬で75%という調査があります。特に抵抗力の弱いお年寄りや糖尿病などを煩って免疫力の低下した人が感染しやすく、猫や犬に噛まれたり、あるいは口を舐められたりすることで感染します。症状は風邪引き症状から始まりひどくなると重篤な肺炎まで発展することもある疾患です。


「パスツレラ症」感染経路


まず一つが噛み傷や引っ掻き傷などの外傷による感染。次にキスなどのペットとの濃厚接触による直接的感染。そして気密性の高い住居でのペットの飼育による空気感染もあります。パスツレラ症は「日和見感染」すなわち抵抗力の低下した人、例えば糖尿病などの持病がある人や高齢者などに、健康人では感染しないような毒力の弱い病原菌が感染する病気として注目を集めています。ですから抵抗力が落ちている人は特に注意が必要です。


その他の「ペット感染症」


犬ではレプトスピラ症、白せん症、カンピロバクター腸炎、サルモネラ腸炎。猫ではQ熱、トキソプラズマ症、白せん症、カンピロバクター腸炎、サルモネラ腸炎などです。海外でも多くの発症例があり注目されているのがQ熱。リケッチアという細菌による病気で突然の発熱や頭痛、悪寒といったインフルエンザ様の症状が出て、肺炎を起こすこともあります。また鳥からはオウム病クラミジア菌による「オウム病」があります。


「ペット感染症」の予防と対策


ペット スキンシップの注意点!
キスはしない、
口うつしでエサを与えない、
食器は分ける、
一緒に寝ない

まず自分で飼っているペットの病気についての正しい知識を持ち、ペットの清潔を心がけることが重要。「ペットの糞は早めに処理をする」「口移しで餌を食べさせない」「ペットに触った後は、手洗いうがいをきちんとする」といった基本をきちっと守ることが重要。ペットからの感染症は接する人のちょっとした注意で防げるものです。

最近は、ペットは人の心を癒すコンパニオンアニマルとして注目さていますが、大切な家族の一員であるからこそ、上手につきあうようにしたいものです。

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