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2000
09.05

肺がんの手術・治療法

肺がんの治療法には、いろいろなものがあり、それぞれを組み合わせて、患者さんの病態に合った治療が可能になっています。最新の肺がんの治療法などを解説しましょう。

1.肺がんの初期症状
2.肺がんの手術・治療法


肺がんの手術療法


 肺がん治療の基本は切除手術です。早期のがんであるほど、治癒率は高く、また、身体的負担の軽い治療が可能です。

 「開胸手術」は、がんの周りの組織とその周辺のリンパ節を切除します。再発の可能性は低いのですが、胸を大きく切開して、肺を切除するため、患者さんの身体的負担が大きい治療法です。最近では、摘出範囲をできるだけ小さくして、肺の機能を残すことも可能になってきました。また、太い気管支にがんができた場合、がんの切除後に、残った正常な気管支同士を縫ってつなぎ合わせる「気管支形成術」も行われるようになりました。

 早期に発見された、小さながんに対しては「内視鏡的治療」が行われます。早期の中心型肺がんの場合は、鼻や口などから「気管支鏡」を挿入し、レーザー光を照射してがんを破壊する「光線力学的治療」が行われます。また、胸部に小さな孔を開けて「胸腔鏡」を挿入してがんを切除する「胸腔鏡下手術」は、切開範囲が小さく、肺の機能をあまり損なわずにすむ治療法です。


肺がんの放射線療法


 放射線療法は、がん細胞の分裂を阻害し、がんを治療する方法です。体の外から放射線を照射する従来の方法だと、がん細胞以外の正常な組織も放射線の影響を受けて、皮膚がんや白血病などのリスクが高くなる問題がありました。これを防ぐために、最近では新しい放射線療法が開発されています。

 放射線照射装置をつけた気管支鏡を気道に挿入し、至近距離からがんに放射線を当てる「放射線腔内照射」は、がん以外の組織に影響を与えずにすむ治療法です。ただ、中心型肺がんしか治療できないうえ、特殊な技術が必要なため、一般的にはあまり行われていません。「重粒子線療法」は、まだ研究段階ですが、正常な組織にほとんど影響を与えず、がん細胞だけに集中的に放射線を集めて治療できるので、手術が行えない場合の、新しい治療法として注目されています。


肺がんの化学療法


 化学療法は、がん細胞のDNA合成を阻害し、がんを治療する方法です。単独で行われるほか、手術療法、放射線療法などと併用して行われます。服用した抗がん剤は、全身に回るので、転移した場合にも、併せて治療できます。ただし、抗がん剤は正常な細胞にも影響を及ぼし、全身に副作用が現れることがあるので、治療中は定期的に検査を受ける必要があります。また、腎臓や肝臓の機能が低下していると、薬の効果が強く出過ぎるので、化学療法が行えないことがあります。


新しい治療法


 がん治療の分野では、さまざまな治療法が研究開発されています。がん細胞をマイクロウェーブで焼く「温熱療法」、がん病巣にエチルアルコールを注入し、がんを固めてしまう「アルコール注入療法」、BCGやOK432、丸山ワクチンなどを注射し、患者さん自身の免疫力を高める「免疫療法」、かぜのウイルスにがん抑制遺伝子を組み込んで、がん細胞に感染させ、がん細胞の内側からがんを退治する「遺伝子治療」などが、新しい治療法の代表的なものです。

 また、がんを治す治療法だけではなく、がんによる呼吸困難を解消するための治療法も開発されてきています。こうした治療法は、患者さんの生活の質(QOL・クオリティー・オブ・ライフ)を向上するのに役立っています。

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