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2000
07.24

心筋梗塞の治療法 CCUの治療・カテーテル治療・冠動脈バイパス手術

心筋梗塞の発作が起こったら、一刻も早く、専門の医療機関で治療を受けることが大切です。最近では、さまざまな有効な治療法が確立され、身体的負担の軽い治療も可能になってきています。

1.心筋梗塞の原因と前兆
2.心筋梗塞の治療法
3.再発予防 食事や日常生活の注意点
4.心筋梗塞のリハビリ


早い対応が大切


 細胞は、血管が詰まってから15分ほどで壊死し始め、2時間たつと完全に死んでしまうので、心筋梗塞の発作が起こったときは、少しでも早く治療を始めることが大切です。最近は、治療法や医療設備の進歩により、死亡率は年々低下しています。

 急性の冠動脈疾患に対応して、専門的に素早い治療を施すのが「CCU」と呼ばれる医療設備です。心筋梗塞の発作を起こしたときは、一刻も早くCCUのある病院に運び、24時間体制の監視のもとで集中的な治療を受けることが必要です。CCUは、全国の数百の施設にあり、どこの地域でも、大きな病院や公的な病院にはだいたい設置されています。


CCUでの治療


 CCUでは、救命を目的とした応急的な処置が行われます。まず、心筋梗塞の程度や、発作の時期を調べるため、心電図をとります。また、心エコー(心臓の超音波検査)で心臓の形や動きを調べ、心臓のどの部分に壊死が起こっているのかを判断します。詰まった血栓を溶かすためには、「血栓溶解薬」を静脈から点滴注射します。この薬は、脳出血の可能性が高い患者さんには、使えないこともあります。

心臓が停止しているときや、「心室細動(心臓の働きが停止する、たいへん危険な不整脈)」が現れたときは、ペースメーカーや電気除細動で心臓に電気ショックを与え、心臓を元のように動かします。心拍や呼吸が止まったときには、直ちに人工呼吸や心臓マッサージが行われます。また、「心不全」になって、心臓のポンプ作用が弱い場合は、心臓のポンプ作用を補助する治療「大動脈バルーンポンプ」が行われます。


カテーテル治療


 CCUでの初期治療によって、ある程度症状が落ち着いたら、カテーテル室で根本的な治療が行われます。まず、冠動脈のどの部分が、どの程度障害されているかを正確にとらえるため、「冠動脈造影検査」が行われます。太ももの付け根や腕の動脈から、血管の中にごく細いカテーテルを挿入して冠動脈の入り口まで送り込み、カテーテルを通じて冠動脈内に造影剤を入れて、エックス線撮影をします。画像では冠動脈が浮き彫りになるため、閉塞した冠動脈の状態を細かく観察することができます。血管に血栓が残っている場合には、このカテーテルから、血栓に直接に溶解薬を注射して血栓を溶かす「血栓溶解療法」が行われることがあります。

 また、バルーンをつけたカテーテルを冠動脈に通し、閉塞部でバルーンを膨らませて血管を拡張する「バルーン(風船)療法」や、バルーン療法で広げた血管が、再び狭くなるのを防ぐ「ステント療法」のほか、レーザー光で狭窄部分を焼いて広げる方法や、特殊な器具で狭窄部分のアテロームを削り取る方法なども行われます。
カテーテルによる治療後、経過がよければ1~2日で一般の病室へ移ることも可能です。


冠動脈バイパス手術


 カテーテル治療を行っても狭窄を取り除くことができないときや、再び血管が狭くなったとき、あるいは血管が曲がっているなどでカテーテル治療ができないときは、外科的な治療を行います。その方法の1つが、「冠動脈バイパス手術」です。バイパス手術とは、冠動脈の狭窄している部分を避けて新たに血管の迂回路を設け、狭窄部分から先の組織に、十分に血液が流れるよう新しい道をつくるものです。

 心臓の手術というと、大がかりで危険というイメージがあるようですが、最近は胸を開く傷口も小さく、安全性も向上しています。手術後は、およそ2~3週間で退院でき、十分なリハビリテーションをすれば、2か月以内に日常生活に戻ることができます。

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