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2000
07.19

睡眠時無呼吸症候群の治療

Category: 不眠症・睡眠障害   Tags:健康
睡眠時無呼吸症候群」は睡眠中に呼吸が一時的に止まる病気で、いびきをかく人や肥満の人に多く見られます。高血圧や心不全などを引き起こすこともあるため、注意が必要です。
国立精神・神経センター医長 梶村 尚史先生

1.不眠症対策と治療
2.概日リズム睡眠障害
3.睡眠時無呼吸症候群
4.快眠方法3か条


睡眠時無呼吸症候群


睡眠時無呼吸症候群とは


 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に一時的に呼吸が止まってしまう病気です。1時間に10秒以上の呼吸停止が5回以上ある場合には、この病気であるといえます。脳の呼吸中枢に異常があって呼吸が停止する「中枢型」と、気道(空気の通り道)が閉塞して呼吸が止まる「閉塞型」があり、患者さんのほとんどが閉塞型です。

睡眠時無呼吸症候群の原因


 通常、眠っている間は、筋肉が緩んで軟口蓋や舌根などが下がり、気道が狭くなりますが、肥満や扁桃肥大などで、もともと気道が狭い人の場合は、さらに気道が狭くなります。そこに息を吸い込むときの陰圧が強くかかると、完全に気道が塞がり、呼吸ができなくなってしまうのです。狭い気道を空気が通るときの音が「大きないびき」で、いびきの陰に睡眠時無呼吸症候群が潜んでいることもあります。

睡眠時無呼吸症候群 合併症


 睡眠時無呼吸症候群では、呼吸の停止により睡眠が中断されるので、深い眠りが得られなくなります。そのため、睡眠時間は足りていても、脳が休まっていないことが多く、日中に強い眠気に襲われたり、記憶力や集中力が低下したりします。また、血中の酸素濃度が低くなるため心臓に負担がかかり、高血圧や心不全などを引き起こす危険性もあります。 


睡眠時無呼吸症候群の治療方法


 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の脳波や呼吸、眼球の動きなどを調べる「ポリグラフ検査」などにより、診断します。治療法としては、主に次のようなものがあります。

1.減量


肥満している人は、軟口蓋などにも脂肪がついているため、気道が狭くなりがちです。減量だけで症状が改善する場合も多くあります。

2.アルコールは禁止、睡眠薬は慎重に


アルコールや睡眠薬には、筋肉を緩める働きがあるので、睡眠時無呼吸症候群の人の場合、さらに気道が狭くなり、症状を悪化させてしまいます。飲酒はやめ、睡眠薬も医師の指示があった場合のみ服用するようにします。

3.シーパップ


「シーパップ」という持続陽圧呼吸器を用いて、鼻マスクから加圧した空気を持続的に送り込み、狭くなりがちな気道を広げ、呼吸が止まるのを防ぐ治療法です。呼吸がしやすくなるため、熟睡感が得られます。

4.マウスピース


マウスピースをつけることで、下顎がやや前に出た状態になり、舌根の落ち込みを防ぐことができるため、呼吸しやすくなります。

 そのほか、扁桃肥大など気道を塞いでいる明らかな原因がある場合は、それを切除する手術が行われることもあります。


早期発見のために


 睡眠時無呼吸症候群は、日中の強い眠気のため、交通事故の原因になったり、心不全などの合併症を起こすこともありますから、早期発見が大切です。この病気は男性に多く、特に肥満している人によく見られます。女性でも極度に肥満している場合や閉経期以降の人は、注意が必要です。また、年をとると筋肉が緩むため、お年寄りに多くなっています。

 睡眠時無呼吸症候群を発見するポイントは、「睡眠中、大きないびきをかき、いびきが止まったかと思うと、また再開する」といった症状があるかどうかです。このような症状がある場合は、できるだけ早く、睡眠外来のある医療機関や睡眠呼吸障害クリニックを受診しましょう。症状は、本人が自覚できることは少ないので、周囲の人に確認してもらってください。1人暮らしの人は、いびきの状態をテープに録音するとよいでしょう。


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