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2000
07.09

胃がん遺伝家系の不安 検査の注意 食生活の改善 ピロリ菌

Category: がん(癌)   Tags:健康
厚生省の調査によると、全国の胃がんの患者数は約30万5,000人。がん患者数の中で最も多くなっています。今日は、胃がんについて専門医の中島聰總先生に詳しいお話をうかがいました。


Q.
母親と母親の両親、兄弟を胃がんで亡くしている。いずれも見つけにくいタイプのがんで、胃がんが判明してから1年足らずで亡くなった。見つけにくいタイプの胃がんとはどういったもので、遺伝しやすいのか? また1年に1回の検査で十分か? 予防法はあるか?


胃がんは遺伝するのか


はっきりとした胃がんの遺伝子というのは見つかっておりませんが、胃がんにかかりやすい素質というのは、どうも遺伝するようです。それから親から子への食事の好みというものが伝えられていきますので、そういった意味での家族性の要因というのは、結構大きいのではないかという感じがします。

胃がんのタイプ


がんにはいろいろなタイプがあります。早期がんは、もともとあまり大きく飛び出したり引っ込んだりしていないのですが、特に表面平坦型というフラットなタイプのものは、内視鏡やレントゲンで非常に見つけやすいという感じがします。こういったものは、手遅れになることはありませんので、特に心配はありません。

問題は進行がんの場合です。盛り上がったり、あるいはへこんだりしている場合には、非常に見つけやすいと思いますが、IV型のような、いわゆるスキルスがんのタイプはなかなか見つけにくいわけです。したがって、診断をする場合にも、毎年同じような検査法ではなく、例えば前年にレントゲンで検査をしたら翌年は内視鏡をするといったように、診断法を変えたほうが見逃しが少ないと思います。

胃がんの検査法と頻度


がんの場合にはあまり超音波による検査法は役に立たず、内視鏡とレントゲンでほとんどカバーできると思います。そのほかに、細胞診の検査や、しこりから直接細胞を取る生検法によって診断を確定することもできると思います。検査の頻度についてですが、具体的に症状がある場合には、年に1回ぐらいの定期検査は必要です。特にポリープがあるとか、あるいは異型上皮といって良性と悪性の中間的な病変がある場合には、年に2回ほど検診をすることが望ましいかと思います。

胃がんと食生活の注意


次に、胃がんのハイリスクについてご説明したいと思います。多飲・多喫煙ですが、多飲の「飲」はアルコールですね。特にたばこをのみながらお酒を飲むというスタイルは非常にまずいのです。たばこの中の発がん性の物質がアルコールに溶けて、胃に直接作用することがありますので非常に危ないことだと思います。

それから塩分の多い飲食物や焦げた食べ物もリスクが大きいです。萎縮(いしゅく)性胃炎は、最近、前がん病変というような位置づけが確定してきましたので、注意をされたほうがよろしいと思います。


胃がんの予防には食生活の改善が重要


それでは、胃がんを防ぐ食生活について、管理栄養士の北村和世さんにお話をうかがってみましょう。

胃がんというのは食生活に密接しております。
日本人に胃がんが多い原因の一つに、塩辛いものを食べながらごはんをたくさん食べるということがあります。食生活ではバランスがとても大切です。
バランスのとれた食生活を心がけるポイントとしましては、主食と主菜、副菜、汁ものをそろえるということです。もう一つ目安となりますのが、1日30食品、いろいろな食品をとるということです。

それから日本人のたんぱく質のとりかたですが、特に牛乳などの乳製品のとり方が少ない人に胃がんが多いと言われていますので、たんぱく質や牛乳などの乳製品も積極的にとっていただきたいと思います。

熱いものも胃に対して炎症を起こす原因になりますから、適温に冷ましてから召し上がり、発がん性物質が含まれる焦げた部分は召し上がらないようにしましょう。また、胃への負担が高い脂肪を控えめにして、よくかんで召し上がるようにします。こういったポイントを心掛けていただきたいと思います」

胃がんを防ぐ食生活まとめ


1.バランスのとれた食事(タンパク質と乳製品を積極的に)
2.塩辛いものは少なめに
3.熱いものは冷ましてから
4.焦げた部分は避ける
5.脂肪は控えめに
6.よくかんで食べる


胃がんとピロリ菌


最近ピロリ菌の話題がずいぶん出ておりますが、日本人の特に中年以降の方には、60%から70%の人は胃の中にピロリ菌がいると言われており、またこれが萎縮性胃炎の元になっていると言われています。ピロリ菌を退治したら胃がんにならないかといいますと、必ずしもそういうことではないんです。

しかし、リスクのいくぶんかは減らすことはできると思います。
ピロリ菌が感染しておりますと、萎縮性胃炎が起こりやすく、それが元で腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)になることがあります。これは、胃のもともとの粘膜が小腸や大腸の粘膜と似たようなものに変わっていく不思議な現象です。そうした所から、がんができると言われております。

胃炎から胃がんへ


ピロリ菌感染

胃炎

萎縮性胃炎

腸上皮化生

胃がん

したがって、ピロリ菌の感染と胃がんとの間には1対1の関係はありませんが、感染者の少ない割合ですが胃がんになりうるということが現在わかっております。ですから、ピロリ菌の検査も必要ということになってくると思います。




●胃がんのリスクファクター
40歳以上 男性
酒・たばこののみすぎ
塩分の多い飲食物
こげた食べ物
萎縮性胃炎
家族にがんが多い


●胃がんの自覚症状
もたれる
げっぷが出る
ぼうまんかん
痛む
吐血
下血
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