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2000
06.29

アスペルガー症候群の特徴と対策

Category: 遺伝性疾患   Tags:健康
アスペルガー症候群」という病名は聞き慣れないかもしれません。これは、他人とのコミュニケーションがうまくできず、その結果として、社会生活上の問題が起こりやすい病気です。最近は、テレビや新聞などでも取り上げられ、注目されるようになっています。


アスペルガー症候群とは?


 子どもが成長する過程でさまざまな能力を身につけていくことを、「発達」といいます。 アスペルガー症候群は、「発達障害」の1つで、自閉症の仲間に入ります。自閉症と比べてアスペルガー症候群は、「話し言葉の遅れがない」という特徴があります。病気の原因は不明ですが、脳の先天的な生物学的異常ではないかと考えられています。スウェーデンで行われた調査によると、300人に1人くらいの割合でみられるといわれています。

 主な特徴は、
・状況を察して対人関係を保つことができない
・コミュニケーションがうまくとれない
・興味が偏ったり、特定の事柄に固執する の3点です。 


アスペルガー症候群 具体的な症状の例


 子どもの場合、例えば、先生やほかの子どもの気持を考えずに、自分が関心のあることだけを一方的に話します。特に、数字や乗り物などに固執しているケースがよく見られます。自分のことは流暢によく話しますが、場面に応じたあいさつや雑談などの、ごく一般的なコミュニケーションを、うまくとることができません。

 アスペルガー症候群の人は、知能に障害がない場合が多いので、普通学級に通っていることがほとんどです。ところが、この障害があまり広く知られていないため、病気の症状を性格やしつけの問題と判断され、周囲の反感を買ったり、仲間はずれやいじめの対象になることがしばしばあります。その結果、不登校になることもあります。

 大人になってからも、杓子定規で融通がきかない、趣味などに際限なく没頭してしまう、などの特徴が残ります。職場などで、自分のもつ知識に強くこだわったりするため、「変わった人だ」と思われ、周囲から浮き上がってしまいます。


アスペルガー症候群の診断


 アスペルガー症候群は、学童期以降になると診断が可能になります。児童精神科の専門医であれば、幼児期に早期診断ができます。子どもに「友人ができない、集団内で孤立している、社会的状況を判断して行動できない、興味が偏りやすい」などの様子が見られたら、まず児童精神科の専門医に相談してください。
 診断のためには、子どもや親と面接して状況を聞いたり、ほかの子どもたちとの交流の様子などを細かく観察する必要があります。


アスペルガー症候群の対策


 現在のところ、治療法がないため、アスペルガー症候群の特徴を抱えたまま、社会生活ができるよう、「本人に対する指導」と「周囲の人たちへの働きかけ」という2本柱で対策がとられます。

 本人に対しては、いろいろな場面での対人関係のつくり方を、集団活動を通して具体的に教えます。新しい場面では応用がきかないため、進学や就職などで周囲の環境が変わったときには、あいさつの仕方1つから具体的に細かく教える必要があります。周囲の人には、この病気の特徴を正しく理解して、適切に対応してもらうようにします。

 アスペルガー症候群の人は、自分で状況判断するのが苦手なので、判断を必要とするあいまいな状況をつくらない、叱るときも褒めるときも、はっきりとした言葉で伝えるようにするなどの対応が必要です。

 最近では学校内に、普通学級に通いながら、社会生活についての指導を受けられる「通級指導教室」が設けられています。また、各地域に「療育センター」がつくられており、臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士などによる専門的な指導が受けられます。これらの施設を利用して、社会生活を送るうえでの技術を身につけていくのも、よい方法です。

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