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2000
06.22

海外旅行で感染症 下痢や発熱時の注意点 輸入感染症・旅行者下痢症・マラリア

Category: 感染症   Tags:健康
「水が変わると体を壊しやすい」とよく言われますが、ことに海外では、思わぬ病気にかかることが少なくありません。海外で日本人が感染し、帰国前後に症状が続く、あるいは帰国後に症状が現れる感染症を「輸入感染症」といいます。輸入感染症は、「下痢を伴うもの」と「発熱を伴うもの」に大きく分けられます。


激しい腹痛や下痢におそわれたとき


 下痢を伴う感染症は「旅行者下痢症」と呼ばれ、熱帯や亜熱帯の国に行った旅行者にしばしば見られます。原因菌としては、「大腸菌、コレラ菌、赤痢菌」などが考えられます。これらの菌は、加熱されていない食品や、水に潜んでいます。

 下痢が起こったら、まず脱水を防ぐための水分補給が大切です。水よりもスポーツドリンクのほうがスムーズに吸収されます。下痢は、菌を体外に出そうとする生理的な反応なので、勝手に下痢止め薬などをのんではいけません。薬で排便を無理に止めるとかえって体に悪影響を与えます。のむ場合は、乳酸菌製剤などの整腸剤にします。

 旅行者下痢症の下痢には「水のような便(水様便)が大量に出る」場合と、「便に血が混じる(血便)」場合とがあります。前者の場合には、コレラなどの病気が考えられ、後者の場合には、赤痢などの病気の可能性があります。特に血便が出た場合には、危険な状態と考えられるので、一刻も早く受診しなければなりません。旅行後、1か月以内に激しい下痢におそわれた場合も、すぐに医療機関を受診しましょう。

 旅行者下痢症の予防法は、「生の食べ物や生水は絶対にとらない」ことに尽きます。発展途上国では水道水が十分に殺菌されていない可能性があるので、飲むのはもちろん、歯磨きにも使ってはいけません。水は、水道水を1分間煮沸して湯冷ましにするか、信頼のおけるメーカーのミネラルウォーターを飲みましょう。牛乳も煮沸消毒が必要です。果物は、カットフルーツなどすでに処理されたものは食べないほうがよいでしょう。


発熱を伴うとき


 「発熱」を伴う感染症の原因としてまず考えられるのは、昆虫が媒介する病気です。なかでも代表的な病気が、東南アジアからインド、アフリカ、中南米に広く分布する「マラリア」です。マラリアは、「マラリア原虫」をもった「ハマダラカ」という蚊を感染源とします。ハマダラカに刺されると、マラリア原虫が人の血液中の赤血球に寄生・増殖し、さまざまな症状を引き起こします。

 マラリアに感染すると、まず高熱が出て寒気がし、頭痛、吐き気が現れます。「周期的に発熱を繰り返す」のが特徴で、マラリアの種類によって周期の長さが異なるため、診断の際の重要なポイントになります。比較的多く見られるのは「三日熱マラリア」と「熱帯熱マラリア」で、熱帯熱マラリアは、症状が激しく、治療が遅れると死亡することもあります。

 マラリアの最も確実な予防策は、ハマダラカに刺されないことです。ハマダラカは、日没から明け方にかけて活動するので、夜間の外出は避けましょう。また、昼間に外出するときも、長そで、長ズボンで手足を守ります。虫除けスプレーも効果的です。


海外旅行に行くときの注意


 旅行先でどんな病気が流行しているのか、事前にその国の大使館に問い合わせたり、厚生省のホームページで確認しておきましょう。旅行先で発症した場合は、日本大使館や領事館を通じて医療機関を紹介してもらうこともできます。

 輸入感染症に感染しても、しばらくは症状が現れないこともあります。旅行から帰っても、最低1か月間は体の状態に注意し、何か異常が見られたら早めに受診しましょう。地域の保健所に問い合わせれば、輸入感染症の専門医を紹介してもらえます。


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