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2000
05.30

水虫の症状別治療方法

Category: 皮膚の病気   Tags:健康
「かゆい、皮がむける」というと、水虫だと思っていませんか。自己判断で薬を用いると、かえって病気が悪化することもあります。症状があったら、まず皮膚科を受診しましょう。


「水虫はかゆい」とは限らない


 水虫は「白癬菌」というカビの一種(真菌)が原因で起こる皮膚の病気です。白癬菌は皮膚のいちばん外側の角層に寄生し、菌糸を伸ばして深くまで入り込み繁殖します。白癬菌による皮膚病は、体のどこにできるかによって名前が異なり、手足にできるものは水虫、それ以外の部位にできるものは「たむし」や「いんきんたむし」と呼ばれます。

 水虫は蒸し暑い季節になると「皮がめくれる、水疱ができる、かゆくなる」といった症状が出てきます。なかでも「かゆみ」は特によく知られています。しかし実際は、かゆみを伴うケースは患者さん全体の3分の1程度で、自覚症状がなく放置している人も少なくありません。


水虫のタイプ


 水虫は、症状や発生状態などによって次の3つのタイプに大別されます。

小水疱型


足の裏や指の付け根に小さな水疱(水ぶくれ)ができ、水疱の周りが赤くなると、かゆみを伴うことがあります。このタイプは、梅雨時に症状が現れ、多くは秋には自然に症状がなくなります。2番目に多く見られるタイプです。

趾間型


趾(足の指)の間の皮膚が白くふやけてジクジクし、皮がむけたりします。最も多く見られるタイプで、夏にひどくなり、冬に軽快します。

角質増殖型


水虫が長い年月をかけて進行し、足の裏全体に白癬菌が増殖したもので、非常にまれなタイプです。見た目には、ヒビ、アカギレと似ていることや、かゆみがほとんどないことから、水虫とは思わない人が多いようです。ほとんどの場合、爪白癬を合併しています。爪白癬とは、爪の中に白癬菌が入り込んだもので、爪が白く濁って分厚くなり、内部がもろくなります。


水虫と間違えやすい病気


 水虫とよく間違えられるのは、かぶれなどの湿疹のほか、猛烈なかゆみを起こす「かいせん(疥癬)」、薄皮がむける「紅色陰癬」、手のひらや足の裏に膿をもった小さな水泡ができる「掌蹠膿疱症」などの病気です。これらを水虫だと自己判断して治療すると、症状を悪化させることもあるので、必ず専門医の診断を受けましょう。


水虫の診断と治療


 水虫かどうかは白癬菌の有無によって診断されます。患部の角層を採って苛性カリ液を垂らして角質を溶かし、白癬菌の有無を調べます。5分程度で診断できます。

 水虫の治療は、「外用薬」が主です。症状がない部分にも菌がいる場合があるので、患部よりも広めに、できれば足の裏全体、あるいは指の間全部に塗るように心がけてください。また、症状が治まっても、1か月以上は毎日塗ります。治療が不十分だと菌が残り、再発の原因になります。なお、専門医に水虫と診断されたら、市販薬を用いてもよいでしょう。


毎年、繰り返す水虫


 白癬菌もほかのカビと同様、高温多湿の環境を好むため、梅雨の時期から夏の間、盛んに活動し、冬季は活動を停止します。それに伴って水虫の症状が悪化したり、軽快したりします。

 「薬を塗って治っても再発する」というのは、治療が不完全だったために、生き残った白癬菌が夏になると繁殖するためです。薬を塗ると2~4週間ほどで症状がなくなり、きれいな皮膚になるので、治ったと思って薬を塗るのをやめる人が多いのですが、この時点では、足のほかの部分や角層の深部、爪の中などに、まだ菌が残っているのです。


爪白癬も治る


 しつこい水虫の最大の原因は、爪の水虫(爪白癬)です。爪はもともと角層が変化したものですが、ほかの部分よりも固いため、白癬菌が入り込むには時間がかかります。しかし、水虫歴が10年にもなると、白癬菌が爪の中まで入り込んでしまうことがあります。

 爪白癬では、かゆみなどの自覚症状がないため、水虫だと思わない人が多いようです。しかし、爪の中に水虫を飼っているわけですから、いくら皮膚の水虫を治療しても、爪の中から白癬菌が出てきて再発を繰り返します。また、外用薬は爪の中まで届かないので、いくら薬を塗っても治らないという状態に陥ります。このため、内服薬による治療が必要となります。

 薬の服用期間は通常1年~1年半ほどですが、最近では、短期間で治る薬なども出てきています。いずれにせよ、処方どおりに内服を続けていれば、爪白癬も完治します。内服薬による治療は、服用が長期にわたるため、副作用を心配する人も多いのですが、定期的に検査を受けていれば、まず問題ありません。ただし、妊娠中は服用できません。


日常生活の注意


 「水虫はよくうつる」と一般に思われているようですが、白癬菌が健康な人の角層の中に入り込むには、かなり時間がかかります。白癬菌の感染力はそれほど強いものではないのです。ただ、水虫の患者さんの家族は、白癬菌との接触の機会が多くなるので、日常的な予防が必要です。足ふきマットやスリッパなどを共有しない、部屋をこまめに掃除する、といったことが大切です。また、白癬菌と接触した後に、足が蒸れた状態が続いたり、足に傷があったりすると、白癬菌が角層に入り込みやすくなるので、気をつけましょう。予防的に市販の外用薬を塗るのもよいでしょう。

 水虫にならないためには、足を清潔に保ち、乾燥させることが第一です。1日に1回は、足の裏のしわや指の間を丁寧に洗い、ふろ上がりにはタオルで足をよくふいてください。同時に、「通気性のよい靴や靴下を着用する、靴を脱いでサンダルに履き替える」など、足の蒸れを防ぐことも忘れずに実践しましょう。


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