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2000
05.16

痴呆症テスト 初期症状を動作からチェックする

痴呆(ちほう)というのは、状況の変化に応じて自分の意思で行動ができなくなるような状態を言います。家族の中に痴呆の方がいた場合、どう接していったらいいのか悩む方も多いでしょう。

「頭を打って2か月程入院した後、もの忘れがかなり激しくなった」という相談に、専門医の金子満雄先生がアドバイスします。



このような場合に私達は、交通事故にあい頭を打ったときに、本当に意識障害が起きたのかどうかという点で、判断します。意識障害が起こって2~3日中に、つねっても痛みがわからないような時には入院しなければなりませんが、そうではない場合に2か月も入院すると、その入院することが悪さをする場合が多いのです。幽閉状態で散歩ができない、趣味ができない、お友達とゲームもできないといった状態が2か月も続くと、かなりの方が頭の機能や記憶力が落ちてきます。ですから本当は、入院は必要最小限にした方がいいですね。

まず症状について心配なのは、何か一つのことをしているとほかのことを忘れるという点です。これは「忘れる」ということだけではなく、前頭前野の働きの中の注意を二つ三つに分配するということに問題が起こっているのです。ですからこれはかなり危ない症状だと思います。

それから、忘れていることの自覚がないそうですが、これは人間の脳の総司令部があまりよく働いていないことなのです。


痴呆症テスト 動作の観察による痴呆が起こっているかの確認方法


それでは、動作で観察する方法の要点を具体的にご説明しましょう。

まずは普段の動作を見て、前かがみで足を上げずに小またでよちよちと歩くといったことが起こっているかどうかの観察をなさってください。

そして、例えば女性の場合には、お手玉をしてもらいましょう。昔の方はみなさんお手玉をしていますよね。これが二つできる場合には良いのですが、できなくなっているようでしたら、重度になっている可能性がかなり高いと思います。お手玉が三つでできる間は、かなりいいレベルですね。

次は、ひざの上を手の表と裏で交互にたたく動作をしてもらい、その音を聞いてみましょう。60代、70代、80代と年齢を重ねるごとに、だんだん遅くはなりますが、手の表でたたいた時はいい音がするが、裏ではいい音がしない、または同じ側で2回たたくようになる、といった場合があるかもしれません。こういう方は、階段をトントンと降りている最中にひっくり返るのではと自分で意識してますから、手すりにつかまって降りるんですね。
これは痴呆の起こっている兆候とみた方がいいんです。

それから、一つのことをすると、ほかのことがおろそかになるかについての観察方法を紹介しましょう。片方の手でグー、チョキ、パーを順にしながら、もう片方の手でその一つ遅れを進めていきます。一方の手のチョキをパーする時に、もう一方の手のグーをチョキにするわけです。これは難しいのですから、ゆっくり考えながらでいいんです。この動作は、前頭葉が壊れた人はどんなにやろうとしてもできません。ですから、この動作によって大体判定がつきます。

それから計画的に生活してきょうは雨が降ったからこういうことをしよう、晴れたからこういうことをしよう、そういった生活をしているかどうかをみてみれば、大体痴呆が起こっているかどうかがわかるのです。

この方は、まだ病院に行かれていないそうですが、脳の働きを調べてもらって、どの程度まで進んでいるかを調べた方がいいと思います。本人が病院に行こうとしない、痴呆の自覚がないことは、そのコントロールタワーが少し痛んできている証拠です。

こうした方を病院に連れていくために、私達は「頭を打った方や70歳以上の方は年に1回脳の健康診断を受けにいった方がいいですよ」と言うようにアドバイスしています。実際に健康診断に来る方もたくさんいらっしゃいます。
ですからこの方もお父さんに、「頭を打ったんだから健康診断に行きましょう」と言えば抵抗なく病院に行かれると思います。


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