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2000
04.20

黄斑変性症とは 起こる仕組みと症状・見え方

Category: 目・眼の病気   Tags:健康
ものを見るうえで特に重要な「黄斑部」が障害される、「黄斑変性症」の患者さんが増えてきています。早期発見のためにも、日ごろから見え方をチェックすることが大切です。


増加傾向にある黄斑部変性症


「黄斑部」は、視細胞が密集していて、物を見るうえで特に重要な働きをしています。中高年になると、この黄斑部に異常が起こる「黄斑変性症」が増えてきます。30年ほど前まで日本ではまれな病気でしたが、最近急増しており、高齢になるにつれて多くなります。その原因は、はっきりわかっていませんが、食生活の欧米化が関係していると考えられます。

 黄斑変性症には「萎縮性黄斑変性症」と「滲出(しんしゅつ)性黄斑変性症」とがあります。萎縮性黄斑変性症は、視細胞の栄養が不足して黄斑部が萎縮する病気で、日本人にはあまり起こりません。現在日本で急増しているのは滲出性黄斑変性症で、これを一般に「加齢黄斑変性症」と呼んでいます。


黄斑変性症の起こる仕組みと症状


 網膜はいくつかの層に分けられますが、いちばん下(外側)に色素上皮細胞の層があり、その前面に視細胞の層があります。色素上皮細胞と接しているのが脈絡膜で、ここに走っている血管が、網膜に栄養を送り込んでいます。年をとると、網膜に栄養を送っている血管が閉塞し、網膜に栄養を送れなくなることがあります。すると、急ごしらえの、もろい病的な「新生血管」が、脈絡膜から網膜のほうへ伸びてきます。新生血管の血管壁には、小さな孔あながあいているので、そこから血液成分が漏れ出したり、出血が起こったりします。新生血管から血液成分が漏れ出すと、物がゆがんで見えるようになります。障子の桟などが曲がって見えたり、平らな面の一部が盛り上がって見えたりします。

また、出血が起こると、「見ようとする対象の中心が暗く見える」ようになります。例えば、ある人の顔を見ようとすると、ちょうど顔の辺りが暗くぼやけてしまうのです。この状態が続き、滲出物や血液によって網膜の視細胞が破壊されてしまうと、視力が著しく低下し、ひどい場合には、失明に至る危険性もあります。

 黄斑変性症は、瞳孔から眼底を調べる「眼底検査」を行えば、大体診断がつきます。しかし、より詳しく調べるために、新生血管がどこに、どのくらい伸びてきているのかを調べることができる「蛍光眼底造影」という検査が必ず行われます。


黄斑変性症の治療


 治療は、新生血管の位置が黄斑部の中心窩(黄斑部の中心の、特に視覚の敏感な部分)にあるか、中心窩から離れているかによって異なります。新生血管が黄斑部の中心窩から離れている場合には、「レーザー治療」が行われます。眼底に向かってレーザーを照射し、新生血管を焼く治療法です。治療後には、視野が多少欠けることもありますが、視力の低下はほとんどありません。

一方、新生血管が黄斑部の中心窩にある場合には、眼球を小さく切開し、そこから手術器具を挿入して、新生血管を除去する「硝子体手術」が行われます。新生血管に放射線を当てる「放射線治療」は、再発しやすいのが欠点ですが、ごく初期だと成功することもあります。


治療後も見え方のチェックを忘れずに


 黄斑変性症は、再発することがありますし、もう一方の目に発症することもあります。そのため、治療後も目のチェックを続けることが大切です。物がゆがんで見えないか、暗く見える部分はないかなどを毎日チェックします。

また、黄斑変性症には動脈硬化が関係していると考えられています。動脈硬化を促進する高血圧などをきちんと管理しましょう。たばこを控え、動物性脂肪のとり過ぎに注意するとともに、ビタミンCやビタミンEを積極的に摂取することも、予防につながると考えられています。


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