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2000
04.19

飛蚊症の治療と原因 生理的な飛蚊症と病的な原因によって起こる飛蚊症の違い

Category: 目・眼の病気   Tags:健康
飛蚊症のほとんどは、心配のいらないものですが、一度は受診して、原因をはっきりさせておきましょう。なかには、網膜剥離の前ぶれ症状である場合もあるためです。


飛蚊症の2タイプ


 中高年になると、目の前を点や糸くずのような像がちらつくようになることがあります。見え方はさまざまで、水玉のように見えたり、アメーバ状に見えたり、虫が飛んでいるように見えたりします。このような症状を「飛蚊症」といいます。

 飛蚊症には、加齢によって生理的に起こる心配のないものと、病的な原因によって起こるものとがあります。


生理的な「飛蚊症」


生理的な飛蚊症は、年をとるにつれて、眼球の中を満たしている硝子体が変性するために起こります。

 硝子体は、薄い膜に包まれた卵の白身のようなドロドロした物質で、その中に透明の線維が、網目状に走る構造になっています。加齢とともに、この構造が崩れ、線維が寄り集まってきて、ゼリー状の線維質部分と水分とに分離してきます。さらに進むと、ゼリー状の硝子体が、眼球の後方で網膜からはがれてきます。これを「後部硝子体剥離」といいます。これは、50歳を過ぎると多くの人に現れる現象で、近視の強い人には比較的早く現れることがあります。病的な状態ではないので、特に治療は必要ありません。

 「生理的な飛蚊症」は、硝子体の変性によって寄り集まった線維が、網膜の前にきて、その影が映る場合と、後部硝子体剥離を起こし、硝子体を包む薄い膜の影が網膜に映る場合とがります。本人にとっては気になるものですが、効果的な治療法がありません。症状が特にひどくなることもないので、心配はいりません。


病的な「飛蚊症」


 病気が原因となる飛蚊症は、飛蚊症全体の1%ほどですが、あるとき突然に起こるのが特徴です。

その大部分は、網膜などからの出血によって、硝子体が混濁するために起きます。硝子体出血を起こす最大の原因は、網膜が破れて孔があく「網膜裂孔」です。網膜裂孔はいろいろな原因で起こりますが、多くは後部硝子体剥離に伴って起こります。硝子体と網膜が癒着した部分があると、加齢によって硝子体がはがれていくときに、網膜を引っ張る形になり、網膜に孔があいてしまうのです。このときに、網膜の血管が切れて出血すると、出血部分が光を遮るために、スミを流したような影となって、網膜に映ります。網膜が引っ張られるときに、光が点滅するように感じる「光視症」という症状が現れることもあります。

 網膜裂孔を放置しておくと、網膜の破れた部分から網膜の裏側に水分が入り込み、網膜がしだいにはがれていく、「網膜剥離」を起こします。このように、突然起こる飛蚊症は、網膜剥離の前ぶれになっていることがあるので、なるべく早期に受診することが大切です。

 網膜裂孔の場合は、裂孔の周辺の網膜を外側の組織と癒着させる治療を、網膜剥離の場合は、はがれた網膜を元どおりに眼底に戻してから固定する治療を行います。


病的な飛蚊症を見逃さないために


 飛蚊症に気づいたときには、速やかに眼科を受診し、飛蚊症の原因をはっきりさせておくことが大切です。生理的な飛蚊症であっても、硝子体と網膜が癒着している場合には、後部硝子体剥離が起こるときに、網膜がはがれることもあります。「光視症を伴う」「飛蚊症が徐々に悪くなる」場合には、すぐに眼科に相談してください。

また、視野の一部が欠けてきた場合には、網膜剥離が起きている可能性があります。強い近視の人や、片方の目が網膜剥離になったことのある人は、網膜剥離を起こしやすいので、ふだんから飛蚊症の症状に注意しておきましょう。

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