--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2000
04.10

心室細動とは 埋め込み式除細動器

15年前から心筋こうそくを患い、その後しばらくは異常がなかった。しかし昨年の夏、急に発作が起こり、病院で心室細動と診断された。
心室細動が起こる原因とは何か? この病気に対しては、埋め込み式除細動器があると本で読んだが、それはどういうものなのか?

心臓の脈拍は、洞結節(どうけっせつ)というところでつくられています。
そこから出る電気が心臓に伝わるわけですが、その経路のどこかに異常が起こるのが不整脈です。きょうは、この不整脈の中でも大変危険な「心室細動」について専門医がお答えします。 解説してくださったのは慶応義塾大学医学部教授、小川聡先生。



心室細動とは


心室細動と申しますのは、不整脈の中でも非常に危険なものです。いったん起こりますと、2、3分の内に適切な治療を受けないと命を落としてしまうという、非常に恐い病気なのです。
この方は大変幸運にも、非常によいタイミングで病院にかつぎこまれ、除細動という電気ショックを受けた結果うまくいったわけです。
この不整脈は、心筋こうそくで起こることが非常に多いのです。この方の場合のように、心筋こうそくを一度起こした方が、さらにもう1回発作を起こした時に、心室細動になる危険性も非常に高いんです。


心室細動には心臓に電気ショックを与える方法しかない


左心室の筋肉は、普通は心臓の上からの電気で規則的に拍動するのですが、例えばこういう部分が心筋こうそく、つまり筋肉が壊死(えし)に陥る病気になりますと、その悪いところから勝手に脈が発生してくるのです。1分間に300とか400とか、非常に早く不規則な拍動になり、ほとんどそうなりますと心臓の有効な拍動が消えて、血液が外に出ていかないような状況になってしまうんです。ちょうどさざ波が心臓の表面をおおっているような状況になり、瞬間的に心臓が止まったのと同じような状態になってしまうのです。
(あちこちで、制御を受けていない、まったく不規則な心臓の動きになって、このままにしておくと心臓が止まり亡くなってしまうということになると思います。)
(正常の脈は、規則的に1分間に 70~80回ずつ打っています。)

こうなりますと、心臓に電気ショックを与えるしか方法がないわけです。病院では医師が心臓の表面、体の表面に電気ショックの機械をつけて、除細動という治療を行うわけですけども、こういう処置を発作後すぐに受けられる方は大変幸運なわけですね。ましてや今後、同じ様な狭心症、あるいは心筋こうそくの発作が起こった時には再発する危険性もありますので、ぜひお問い合わせにありました植え込み型除細動器というのものを入れていただいたらよろしいかと思います。

万が一の発作に備えて植え込み型除細動器を


植え込み型除細動器とは、細い管を心臓の中に入れ、電池で心臓にショックを与えるもの 。ペースメーカーと同じようなやり方で、皮膚を切り、細い管を心臓の中に入れます。

こちらの電池の方から電気ショックと同じ様な事を心臓に行います。そうしますと、普通に生活している時に万が一発作が起こっても、自動的にこの機械が20~30秒の内に除細動してくれて、突然死されないようにしてくれます。画期的な治療法ですので、ぜひ専門の先生にご相談されたらと思います。

除細動器を埋め込んでいる方は、どんどん増えております。ただこの機械が、一般のペースメーカーと同じ様にどこでも埋め込めるということではありませんので、専門医がいて専門の設備がそろっているところでしかできませんから、ぜひ担当の先生にご相談されて、ご自分の再発する可能性などもよく診ていただいた上で、決められたらよろしいのではと思います。

トラックバックURL
http://healthtrends.blog.fc2.com/tb.php/192-5968540c
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。