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2000
04.03

死の四重奏とは 肥満・メタボ・生活習慣病が死を招く

Category: 肥満・ダイエット   Tags:健康
肥満と高血圧、糖尿病、高脂血症を合併した状態は、「死の四重奏」と呼ばれています。肥満がなぜ危険なのかをよく理解しておきましょう。
解説してくださったのは東京逓信病院内科主任医長、宮崎滋先生です。



肥満とは 肥満の定義


肥満は体内の脂肪の割合で決まる


 肥満は体重の多さではなく、体内に占める脂肪の割合で決まります。脂肪が占める割合を「体脂肪率」といい、男性では25%
、女性では30%を超えると「肥満」となります。しかし、体脂肪率を正確に測る方法は確立されていないので、現在は、肥満を簡単に判定する1つの目安として、「BMI(ボディ・マス・インデックス)」が広く用いられています。

 日本語で「体格指数」と呼ばれるBMIは、「体重と身長のバランス」と「病気のなりやすさ」の関係を統計的に分析してつくられたもので、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で求められます。このBMIが22になるのが、最も病気にかかりにくいことがわかっているので、BMI22を「標準体重」とし、その前後20%くらいを、健康的な普通の体格としています。

 肥満の判定については、昨年の日本肥満学会で、「BMI25以上を肥満とする」という、新しい判定基準が設けられました。BMIが25を超えると、高血圧をはじめとするさまざまな病気にかかりやすくなるのです。身長160cmの人の場合、BMIが25になる体重は64kgなので、これを超える体重の場合に、「肥満」と判定されます。

ただし、肥満=病気というわけではなく、BMIはあくまで肥満度の指標です。


死の四重奏とは


 太っていると、「糖尿病」「高血圧」「高脂血症」など、さまざまな生活習慣病を招きやすくなります。生活習慣病の発症の約3~6割に、肥満が関係しているといわれており、肥満度が高くなればなるほど、発症する危険性も高まります。

 肥満が招く「糖尿病、高血圧、高脂血症」は、いずれも「動脈硬化」の大きな要因になります。動脈硬化は、加齢に伴って自然に起こる現象ですが、「糖尿病、高血圧、高脂血症」などの病気があると、その進行を促進します。動脈硬化が怖いのは、ある日突然、死に結びつく「心筋梗塞や脳卒中」を引き起こすことがあるからです。


肥満は最大の死因?


日本人の死因
1位 がん  27.8%
2位 心臓病 18.2%
3位 脳卒中 13.7%
その他

第2位の「心臓病」と、第3位の「脳卒中」は、どちらも主に動脈硬化を原因としています。つまり、「肥満」と「糖尿病」「高血圧」「高脂血症」は、お互いに関連し合いながら、動脈硬化を促進し、死に結びつく重大な病気を招く危険性をもっています。それで、肥満とこれらの生活習慣病を合併した状態を「死の四重奏」と呼んでいます。


肥満が病気を引き起こすメカニズム


 近年、脂肪細胞の働きが解明され、脂肪細胞が生活習慣病の発症と深くかかわっていることがわかってきました。脂肪細胞は、余ったエネルギーを中性脂肪として蓄えるだけでなく、体内でさまざまな作用を行う、さまざまな活性物質を放出しているのです。「TNF— α」は、糖の代謝にかかわる物質で、これが体内で増えると、糖尿病を招くことになります。

「PAI—1」は、血液の凝固に関係する物質で、血栓や動脈硬化の促進と深くかかわっています。「アンジオテンシノーゲン」は、血圧を上げる物質をつくり出す酵素です。「レプチン」は、脂肪の貯蓄量の調節に関与しています。

 太ってくると、脂肪細胞から放出されるこれらの活性物質の量が、全体的に多くなり、糖尿病や高血圧、高脂血症、そして動脈硬化を引き起こしやすくなるのです。

 つまり、体に脂肪が過剰につくこと自体、直接、体に悪い作用を及ぼしているといえます。「病気がなければ太っていてもかまわない」のではなく、体に脂肪が過剰についているという状態が危険なのだということをよく理解して、減量に努めることが大切です。

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