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2000
06.21

クラミジア感染症とは 不妊・治療・予防方法

Category: 性病   Tags:健康
性感染症の中でも、特に増えている「クラミジア感染症」。女性が感染すると、気づかないうちに進行し、骨盤内感染症や不妊の原因にもなります。


クラミジアとは?


 最近、性感染症が増えています。その中で「性器クラミジア感染症」は、現在最も多いとされている性感染症です。特に10歳代後半から20歳代前半の女性に多く、クラミジアに感染している女性は、男性の2.4倍にも上るといわれています。

 クラミジア感染症とは、「クラミジア・トラコマチス」という病原体に感染して起こる病気です。女性の場合は子宮頚管から、男性は尿道から感染します。男性の場合、尿によってクラミジアが洗い流されることが多いため、女性に比べて感染しにくくなります。


感染しても症状が出にくい


 クラミジアに感染すると、男性では「排尿痛、白または黄色の分泌物」、女性では「おりものが多くなる、軽い下腹痛、性交痛、内診痛」などが現れることがあります。しかし、女性の多くの場合は無症状で、知らないうちに病状が進行し、さまざまな病気を引き起こします。

 子宮から感染したクラミジアは、まず「子宮頚管炎」を起こし、「子宮内膜炎」「卵管炎」と進行します。クラミジアが骨盤腔に達すると(骨盤内感染症)、「上腹部炎症」を起こすこともあり、骨盤内で炎症を繰り返すと、次第に卵管の周辺臓器が癒着してきます。さらに、卵管が狭くなって「子宮外妊娠」の原因となったり、「卵管閉塞症(卵管が詰まりやすくなる)」、「卵管留水症(炎症に伴う滲出液がたまる)」などが起こります。また、妊娠中にクラミジアに感染していると、早産の一因にもなるといわれていますし、出産のときに、産道で子どもにもクラミジアが感染することもあります。(産道感染)。

 クラミジアに感染しているかどうかは、医療機関や保健所で調べられます。近頃は妊娠中にクラミジア感染の有無を調べる医療機関も増えています。前述の症状のある場合や、感染した可能性のある場合には、できるだけ早い時期に調べるほうがよいでしょう。


クラミジアの治療


 クラミジアの治療は、早期であれば抗菌薬を2週間ほど服用することで治ります。妊娠している場合でも、胎児に影響のない抗菌薬を服用することで、治療は可能です。また、生まれてきた子どもがクラミジアに感染していた場合も、治療できます。

 治療後には、再度検査を受けて、必ず治癒したことを確認してください。また、クラミジアは性行為によって感染しますから、パートナーも一緒に検査を受けるようにしましょう。クラミジアの根絶には、パートナーの理解と協力が絶対に必要です。


クラミジア 予防のために


 クラミジアをはじめとする性感染症は、予防が最も大切です。予防のためにはコンドームを使用して、セーフティセックスを心がけましょう。ただし、性感染症のなかには性器ヘルペスや尖形コンジロームのように、コンドームを使っていても感染するものもあります。また、不特定多数との性交渉を繰り返していると、性感染症にかかる可能性も高くなります。女性の場合、男性よりも性感染症にかかりやすく、しかも妊娠や出産に関するリスクも高くなるので、十分注意しましょう。


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